グリーンベーパーの開発

内野式洗浄の歩み。シリーズNO.167

商品名「グリーンベーパー」の開発について。

 

従来より使用されてきた蒸気洗浄方法では蒸気槽のスペースを設けて、その上部に冷却層を設けるのが一般的でした。その冷却層の部分をフリーボードと呼び厚みが多いほどよいと言われてきました。厚く出来れば溶剤の消耗は少なく出来るからです。しかし蒸気洗浄機の作業をする高さがかなり高い位置になる短所が生まれてしまうというような制約を受けていました。

グリーンベーパーの発明はそれらを解決出来るアイディアでした。発明に成功したものはフリーボード(冷却層)内で蒸気洗浄も蒸気洗浄後の被洗浄物の自熱乾燥もフリーボードの位置で全て終了できるようにしたことで、世界初の発明と言えます。この方法は日本は勿論、中国、韓国、台湾、アメリカで特許取得に成功しています。今後の代替フロンの使用範囲が拡大し消耗を極力少なく出来ることでコスト的にも低減出来るので第4世代代替えフロンが使用しやすくなるのです。

続く)