内野式洗浄の歩み。シリーズNO.123
新座市にビルが完成して引っ越ししてしばらくした頃、会社は私を含め多くの人々が8時から9時頃まで仕事をしていました。
ある日の夜1階の入り口のセンサーで人の出入りによってピンポン、ピンポンと鳴るようになっていました。そのピンポンが鳴りましたが、人が上がってくる気配がありませんでした。その為米谷さんが3階から降りて確認に行きましたが異常なしとのこと。不思議に思っていた頃、又ピンポンと鳴りました。今度は金原さんが確認に降りていきました。
その後、金原さんが真っ青な顔で
「大変だ、大変だ!」
と駆け上がってきました。
「どうした?」
と聞くと
「アルミポッドが真っ赤になっている」
とのこと。皆で急いで実験センターに走りました。原因は電熱器具の上に湯沸かしポッドでお湯を作っていた人が消し忘れてポッドの水がなくなり空焚き状態で真っ赤になっていたのでした。
ビルの出入り口と実験センターは別棟で何故出入り口のピンポンが鳴ったのか?本当に不思議でした。きっと目に見えない人が危険を知らせてくれたのだと信じています。目に見えない人も会社を守ってくれているとしか考えられません。その後、出入り口のピンポンは人の出入り以外で鳴ったことは全くありませんから、やっぱり不思議なことでした。
(世の中には不思議なことがあるものです)