内野式洗浄の歩み。シリーズNO.112
昔、サンデン(元三共電器)でカナダのミッチェルとの技術提携でカークーラーを作る本格的な生産の為に八斗島に工場を新設されました。その際に外注から入庫される樹脂カゴごと洗浄したいとの提案で樹脂カゴごと塩素系溶剤で洗うのは無理だと思いました。
多くの洗浄機メーカーが辞退した中、弊社は辞退せず樹脂カゴの溶剤との耐久性を調べることにしました。そして魚用の樹脂カゴを販売していた三甲より色々な樹脂カゴを取り寄せて調査した結果、北海カゴでP.P製なら1.1.1-トリクロロエタンに耐久性ありと分かりました。その後、樹脂カゴを使った4槽式洗浄機を受注して戴き納入・稼働させたのが溶剤系洗浄機で樹脂カゴを使う日本で初のものだったと思います。
サンデン様より御礼にカゴを4万個受注してもらいました。