内野式洗浄の歩み。シリーズNO.106
日本が高度成長していた時代でも洗浄機メーカーが倒産してきた歴史があり、その理由の1つにはお客側にも原因がある様に思います。
洗浄機に対して工作機械等は万一故障したらというリスクヘッジを確実にやられている会社が多いです。
しかし洗浄機は多くの会社がリスクヘッジの配慮がなく、万一故障した場合、即対応をメーカー側に求める傾向があります。しかし洗浄機のライフサイクルは長く、10年から20年近くお使いのものが多くその中でも突然の即対応を出来る程、普段のスタッフを雇用出来るゆとりはありません。
そんな時お客様(特に大手の方)は力づくで即対応をせまりそれが出来ない時、あの会社はメンテが悪いという烙印を押します。これではメーカーも育たないです。
このようなお客様の都合とメーカー側の都合を相互的に円滑にする方法として私は洗浄機の導入について「集中洗浄方式」でなく「分割洗浄方式」を採用することで(1台故障しても)自然にリスクヘッジが出来る方式になると考えています。
私共ではお客様へライン毎に分割して洗浄する方式つまり「分割洗浄方式」を推進していきたいと思います。お客様にもその方向でお考え戴きたいと希望しています。(続く