洗浄革命に大成功!

内野式洗浄の歩み。シリーズNO.146

 

 洗浄革命に大成功しました!

フロン・エタンが1995年に全廃後、代替洗浄に関し多くの模索がありました。

その間に何が次の道本命なのか?

洗浄システムメーカーもお客様もわからず、一先ず新しい設備投資を控える会社が多く、その間に多くの洗浄システムメーカーの倒産や廃業がありました。

 今、あれから22年経ちました。現在は石油系洗浄、従来からのトリクロロエチレンや塩化メチレンの塩素溶剤、そして臭素系溶剤、フッ素系ではHCFC225があります。これらの中で、将来まで安心して継続して使えるものは石油系くらいです。HCFC225は2020年迄ですし、塩素系溶剤や臭素系溶剤については徐々に使いづらくなってきています。

 では洗浄革命に大成功を説明します。

  1. 石油系なら縦型多段式真空洗浄機

  角・丸兼用「商品名VONOVO」が汎用性が高く、安全で決定版です。

 2. 塩素系溶剤と臭素系溶剤の代替は、フロン代替第4世代フロンのHFOがあります。このHFOは沸点が40℃で如何に消耗を減らすかがネックでしたが、水シール方式の開発で(J・F特許)で消耗を極限に成功しています。装置としては、縦型多段式角・丸兼用でベーパーカット方式の「商品名ナチュラ」の新型で対応できます。 

 3. 他の技術では被洗浄物を洗浄する前に水+エアーで付着している加工油を80%近く除去して、除去した加工油は組成が変化しませんので機械工程で再度加工油として利用出来、加工油のコストダウンとその後の洗浄時の洗浄負荷を大幅に小さく出来て簡易な洗浄機で済み、設備投資の減額と洗浄コストダウンが計れます。

 4. 水系洗浄の昔からの難問は、水切り乾燥でしたが、水洗後、水切り乾燥が確実に出来るシステムとして「グリーンベーパードライ」の開発に成功(特許取得済)し、従来の水切りにアルコール類を使う必要もなく、熱媒体蒸気内で凝縮と水の蒸発でシミのない乾燥が出来ます。

以上のような技術の開発成功で色々な組み合わせが可能になり、現在の洗浄の悩みは90%近く解決の道が整いました。

 

2017年4月6日 

                     ジャパン・フィールド株式会社

                      代表取締役社長 内野 正英