内野式洗浄の歩み。シリーズNO.115
私が工業洗浄会社を起業した動機。
私は若い頃、1部上場企業日本パーカーライジング(株)の関連会社(株)パーカーコーポレーションでセールスエンジニアをしていました。世の中はまだまだ高度経済の成長の終わりの頃で、日本中が活気に沸いていた頃でした。国も加工貿易国として発展していくのが国策です。その時のテーマは省資源・省エネ、低公害化でした。
そんな時代、生産現場へ訪問すると工場内の洗浄は工場の隅にビニールで囲まれた手動槽で作業員が人手で洗浄しているのが一般的でした。特に塩素系溶剤トリクロロエチレン等を使用する現場は作業衛生的にも過酷でした。
「日本が加工貿易国としてモノ作りが主流なら品質管理で洗浄は最重要であり、洗浄技術を大きく進歩させないと良い製品は作れない!私がこの技術革新をやろう!」
と考えました。
(続く)