内野式洗浄の歩み。 シリーズNO.104
内野式「丸洗自動洗浄機」
には角カゴと回転用丸カゴ兼用で汎用性の高いものでした。この販売を開始する際、従来になかった実用機を使っての実験場を日本で最初に開場しました。
それまではこの業界の販売方法は洗浄剤メーカーと装置メーカーは別々に販売し、洗浄実験もビーカーテストで済ましていました。
その為お客様の現場では、洗浄効果で薬品メーカーと装置メーカーが責任をなすり合ったりする場面も多く私は、工業用の洗濯屋のメーカーにならないとお客様へ迷惑をかける事から実用機の実験場で従来からの問題点を解決出来たと思います。
現在はどのメーカーも洗浄実験場を作るようになりました。洗浄実験場を造って新商品縦移動多段式「丸洗自動洗浄機」を試しに来場されたお客様は、最初は多くが大阪の会社でした。関東地区の多くの会社は、納入実績表を出して欲しいと言われました。しかし、新商品には納入実績表はありません。大阪のお客様は先ず百閒一見にしかず実験に来られて、良い結果が出るとその時のお客様が発した言葉は
「もし買ったら、日本で何番目ですか?」
との以外な言葉でした。
つまり、
良いものは先手必勝
の考えです。この狭い日本でもこれだけの違いがあることに嬉しくなりました。(続く