フロン・エタンの全廃

内野式洗浄の歩み。シリーズNO.110

 

フロン・エタン全廃時代に入って1995年で全廃になったが、その5年くらい前より世界中でフロン全廃へと進んでいった。その当時その対応であっちこっちで講演会が開かれていました。

大阪での講演会で3社が講演しました。その当時のフロン洗浄機メーカーのナンバーワンだった大塚技研工業様と弊社とアスカ精器産業様で、その当時の録音テープが残っておりその講演での各社の主張は、

大塚さんが「代替フロンへの変更で対応したら」

との主張、

アスカさんは「今からは水系洗浄です」と述べ、

弊社は「5つの新しい道」と述べ、「フロンがあまりにも素晴らしい洗浄剤なので一つの方法では対応出来ない」と主張していました。石油系、アルコール類、その他」と述べていると

大阪らしくヤジが飛んできました。

「JFも1つに絞れ」と。

しかし、その後の各社が辿った道は、大塚さんは残念ながら倒産、アスカさんも倒産。弊社だけが今でも生き残っています。この未来への予測も紙一重で弊社の予測は幸運だったと思っています。昔、新御三家と呼ばれていた3社の中2社が消えていったのでした。

私はその当時の超音波工業会の会合でこの3社は合併して対応しないといけないということを述べて、社名も「JAO」と話したことがあったが実現しなかった。「J」は弊社で「A」はアスカさん、「O」は大塚さんのつもりでした。

続く)