内野式洗浄の歩み。シリーズNO.127
新座のビルを建設する際に、その当時の東海銀行和光支店の加藤さんが自分の仕事を抜きで土地探しから建物建設まで色々と世話焼いてくださっていました。土地を決める際、武蔵野線の新座駅近くにしたのは(その当時武蔵野線は貨物用鉄道で今のような一般用鉄道でもなかったのですが、ただくさっても)国鉄の駅ということで今の土地を購入しました。
この建物は加藤支店長が原案を持ってこられました。その建設会社は田中建設でした。そして最終的に田中建設に依頼することにしました。
完成して面白かったのは建設資金は東海銀行からの借入金で完成時の支払いを弊社と東海銀行と田中建設の3社で弊社の応接室で、弊社から田中建設に支払ったら田中建設はその小切手を東海銀行の支店長へ渡しておられました。
つまり加藤支店長は銀行としてのビジネスをされておられた訳であります。
弊社へお金を貸して建設させることによって、田中建設に仕事を作り、そして東海銀行は田中建設からお金を回収する。
この支店長は能力の高い人でした。
現在の様なデフレからの脱却のテーマで金融緩和時代でも投資へお金が廻らない時代、加藤支店長のように
「世の中に仕事を作りそしてそのお金を世の中へ廻して地域の需要拡大をはかる」
というのはなかなか出来ないことです。
今は亡き加藤支店長ですが、今の時代に生きておられたら多分大活躍される方だと思います。