経営の舵取りの難しさ

内野式洗浄の歩み。シリーズNO.140

 

弊社が朝霞に事務所を設けていた頃、東京都中野区の三菱銀行野方支店の支店長林様がわざわざ訪問来社されていました。

その時、林支店長が私へいつも云われていたことは

「半導体装置メーカーの塩谷製作所のような業績になれるとよいですね」

という内容でした。

確かにその当時の塩谷製作所様の業績はすばらしく、私も林支店長の云われるように同じ気持ちでした。

それから時が経ち半導体業界は益々花盛りとなり、塩谷製作所は益々大きくなっておられました。ある日の新聞に塩谷製作所倒産とのニュースにびっくりし驚きましたが、結局拡大に次ぐ拡大の後、半導体不況になってこのような結果になったことを後で知り、世の中、経営の舵取りをちょっと間違うと悲劇を生むことを身近に知った訳です。

続く)